拳の三要

拳の三要・・・「技 術 略」について

「技」とは、基本や法形のことであり、主に身体の動かし方を学ぶ。
「術」とは、基本の動きや法形を実践の中に運用させる技術のことであり、乱捕によって育てていく。
「略」とは、智略・戦略などのことであり、演武によって戦術組成を考えていく。

だから、修行の順序は「基本→法形→乱捕→演武→基本・・・」と行なうことが望ましいと思う。

法形で「技」を学び、反復練習することで間合や角度などいろいろな変化が「技」を「術」に近づける。そして、運用法にて「術」へと育て、さらに高みへ持っていくのだ。それから、乱捕りの中で「略」を考え始める。演武を構成することを通して、さらに「略」を深めていく。
だから、規定演武である小学生では「略」への到達は難しいが、自由演武である中学生以上は自然と「略」の段階へ進んでいるはずである。
「無理のない構成」という表現は、「理に適っている」という意味である。
逆に「構成に無理がある」と感じる時は、「実践では在りえない動き」ということなのだ。
「略」とは学ぶよりも、考えることの方が大部分を占めるだろう。先生や先輩達から演武構成を訂正されるのは、経験や知識が豊富なので、より良い戦術組成や理法に直してくれているのだ。しかし、自分で考えて変更していくことが知識と経験を重ねることになるので、あまり大幅な変更や口出しをすることがない。だから、「略」について学んだという実感がないだろう。でも、「略」の段階へ進むことは、何も特別なことではないのだ。気付いていないだけで、自然と学び考えていることなのだ。
もちろん、意識の有無で程度の差は大きく出るだろう。
しっかりと「技 術 略」について意識を持つことが大切であると思う。

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