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「線」と「点」と「面」

投げや倒しを行う際にも、五要素を意識しなければいけない。

その中に、「技のつくり」の部分で必要なことがある。
『柔法の角度』である。これは「線」のことで、線をつくることが技のつくりの大部分を占めている。この「線」をつくったら、続いて「点」で攻めるのだ。線の次は『経絡の位置』である。
これが、効かせる技の掛け方である。この時に「点」ではなく「面」で攻める時は、痛みが少なくフワリと投げる技に用いたりする。手首がねばい人に効かせるのが難しい時などは、掌を圧着させての「面」で攻めることが有効だったりする。
しかし、痛みが少ない分、しっかりと理法を用いて補わないと掛かりが悪くなるので、理法を研究する必要がある。

技のつくりだけでなく、固めにおいても「面」と「点」の違いは顕著に表れる。
例えば送固の場合、掌全体もしくは拇指丘に意識をもっていくと効きが弱く固めにならない。十字に重ねた拇指に意識を集めると甲谷を攻めることができ、ピッと痛みが走り
しっかりと固められるのだ。
「固め」は動けなくなるから、固まるから「固め」なのであって、制圧できないといけない。「面」では力の集中がなく分散されるため、圧力が伝わりにくい。「面」と「点」の違いを充分に理解し、用いらなければいけない。


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Ⅲ.柔法」カテゴリの記事

コメント

>「固め」は動けなくなるから、固まるから「固め」なのであって、制圧できないといけない。

 御意!!私もそう思います。固めに伴う痛みは二次的、副次的なものではないでしょうか。相手を動けなくする。
相手は得も言われぬ感覚(不快感?)を伴い、我は相手に痛みを与えようが与えるまいが自由自在、それが固めの真髄ではないか、と。
それを、大方の拳士は痛みを与えることが固めと思い込んでいるのではないか、と。


>「面」では力の集中がなく分散されるため、圧力が伝わりにくい。「面」と「点」の違いを充分に理解し、用いらなければいけない。

大東流の故・佐川幸義師もかつての門弟(吉丸慶雪氏)に指導しているようです。
 ○肘のつかみ方、指を立ててつかまない。べたつかみは不可。点で持つ。
 ○ベタつかみ(素人づかみ)はいけない。点で持つこと。
 少林寺、各流派柔術に限らず我の掌で相手の甲をつかむ時、人さし指を伸ばしますね。少林寺の先生方の中にこれを「クソ指」と蔑んだ表現をなさっている人もいるようで
すが、とんでもないことと思います。この指を伸ばすことにより、我の他の四指や掌で相手の甲を点で持つ感覚が生まれる感覚が生まれるようです。
ある合気系の先生は人さし指の先端から気が発していると言ったようですが、さすがにそこまでは感じません。感じてみてぇ~!!

投稿: 万年○拳士 | 2010年3月18日 (木) 12時27分

>「クソ指」と蔑んだ表現をなさっている人もいるようですが・・・

ワシも、このように聞いたことあります。というか、言うこともありますw
何故そのように表現したのかは人それぞれかもしれませんが、開祖が「人は、この3本の指(拇指・中指・薬指)が掛かれば飛ぶんじゃ!」と言われたことや、掌を圧着させるのに示指や小指はジャマになりがちだからではないでしょうか?
ワシは、そのように教わりましたし、実際に感じてもおります。
甲野善紀先生の「キツネさんの手」と同じ意味でも、捉えております。
さすがに、示指から気を発するようには意識はしてませんね。
単演「龍の形」の固めでは丁字手を意識しますから、近いものかもしれませんね?

投稿: まんじ丸 | 2010年3月18日 (木) 12時28分

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